カワセ生花店

CB450K0タイプⅠのエンジンOHに取り掛かりました。

一度積換えて始動確認してからOHと思いましたがばらして見れば解るので始動確認なしで作業です。

20数年ぶりのクジラエンジンOHですんなり行けば良いのですが開けてからのお楽しみ～。

クランクケース内が思いのほか綺麗だな～。

ヘッド内も綺麗だぞ!!　最近OHしたエンジンなのか？

あれ？バルブガイドシールが変な所に取り付けてあるぞ～。

見事なる整備ミス発見!!　このエンジン1度HOがしてあるのが判明しました。

ポイントはとてもよい状態。交換してある模様。

しかしはずしてみるとその裏にあるガバナーがひどい状態だ～

錆びて開かないぞ。これじゃ進角しなくてエンジン吹け上がらないな～。

「これじゃ～駄目だ～!!」　OHしてあるのか判らなくなって来ました。

早速、直す事に・・・

錆びているので取るのに一苦労しました～。

分解→掃除→組み立てでスムーズに開くように・・・

次はカムチェーンを切ってヘッドとシリンダーを取りはずすのですがココでワンポイントレッスン？

チェーンを切る際にはカシメの位置がインテーク側に来てさらにカムとカムホルダーのケガキ位置を合わして

カシメの部分でチェーンを切りましょう～。

もしもの時のチェーン再利用ができますよ。

外したシリンダーヘッドですがチェーンローラーの取付けねじが１つ外れてました。

さらに色んなねじがオーバートルクで締付けてあって緩めるのに硬くって仕方がありませんでした。

総合的に考えて一度OHしてあるとの結論になりましたがそんな事は同でも良いのですが・・・

ホーニング跡はイマイチ

シリンダー＆ピストンはノーマルボアだったのでこれはボーリングしなくちゃいけませんな～。

綺麗な部分と駄目な部分が極端なエンジン!!

中途半端はOHがしてあって調子が悪く売ぱらってしまったエンジンなのか～？

アメリカ使用の車両から取り外したエンジンでどんな整備がされていたのかは今となっては当然分りましぇ～ん。

 

今回はここまでで終了。次回はヘッド分解の予定です。